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皆さん、おはようございます!朝5時起きの税理士見田村です。

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「所得税における誤りやすい事例集」


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  ただし、税理士が聞いている前提で解説しますので、

  この点はご了承ください。


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平成30年度の税制改正も踏まえた「今年の節税のやり方」

~改正以外の「節税の盲点」も解説!!~


「今年の」と表記していますが、平成30年度の税制改正は

1年限りではありませんので、来年以降も適用があるものを

解説します。


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では、今日は皆さんに

「人間ドックの費用は損金になるのか?」を解説します。


生活習慣病が社会問題にもなっていますが、

経営者がこれが原因で急死、または、入院などに至ることもあり、

これは会社経営にとっても大きな影響を与えます。


だから、このような事態を未然に防ぐために、

成人病検診などを受診することがあります。


そして、この費用は高額になることもあり、

「経営者の健康管理は会社にとって重要な問題」という理由から、

会社の経費に計上することもあります。


しかし、役員だけなどの特定の者のみを対象に

高額な人間ドックの費用を会社が負担することは

税務調査で指摘を受ける可能性があります。


これが争われた国税不服審判所の裁決(平成28年9月20日)を

みてみましょう。


この事例では

〇 役員「のみ」が人間ドックを受診

〇 人間ドックの費用は1人につき、35万円程度

〇 従業員は通常の健康診断のみで、人間ドックは受診できない

〇 従業員が受診した健康診断の費用は1人につき、18,522円

という状況でした。


そして、納税者の主張は下記のとおりです。


〇 生活習慣病の予防を目的とした人間ドックは一般的

〇 役員に経済的利益をもたらさない

〇 一般的な人間ドックとおおむね同じ内容

〇 役員が病気になった場合は従業員が病気になった場合よりも

  影響が大きいという経営上のリスクがあるから、合理的


しかし、国税不服審判所は下記と判断したのでした。


〇 役員の人間ドックの費用と従業員の健康診断の費用とは

  おおきな格差がある。


〇 生活習慣病の予防を目的とした人間ドックを無償、

  または、低額で受診することは経済的利益の享受に当たる。


〇 納税者が主張する経営上のリスクという事情は

  人間ドックの費用が給与に該当するか否かとは無関係。 


ということで、5年間に渡る人間ドックの費用は役員賞与となり、

損金不算入となったのでした。


このように、福利厚生費などの経費として処理していたものが

役員賞与と否認されると、納税額に対するインパクトは大きいです。


なぜならば、

〇 法人側

・ 経費処理していた全額が損金不算入となり、法人税

・ 過少申告加算税

・ 経費が給与とされたことによる源泉所得税

・ 源泉所得税の不納付加算税

・ 延滞税

〇 個人側

・ 法人を通じて支払う所得税(上記)

・ 住民税の対象にもなるので、最高で55%

という課税になるからです。


こんなことになるのであれば、人間ドック費用を考え、

〇 月額報酬を上げ、役員報酬を損金算入する

〇 人間ドック費用は個人負担とする

とした方が得ということになります。


このような事例は一般的によくあることかと思いますし、

私も一経営者として、納税者の気持ちはよく理解できます。


しかし、税務調査で問題になれば、

この事例と同じ理屈で交渉するしかないのですが、

税務的な観点からは「正当的な理屈は微塵もない・・・」

というのが、現実なのです。


私が税務調査に立ち会った事例では、

この納税者と同様の主張をして認めてもらった事例もありますが、

同じことが次も可能かどうかは全く言えません。


なぜならば、個人的には合理的だという気持ちがありながらも、

「税務的に正当な理由」には該当しないからです。


こういう話をすると、皆さんは

「税務調査があって否認されたら、否認されたときだ!」

という考え方をされるかもしれません。


ただし、その場合の納税インパクトは上記のようになるのです。


そうであれば、

「人間ドック費用を加味した役員報酬の設定に事前にしておく」

というのが、私の提案です。


皆さんはよく覚えておいてくださいね。

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■編集後記


運動を日常的にし、体重を2キロ落とす計画をしています。


大学生のときよりも体重が3~4キロアップしており、

本来の体重よりも2キロ多いからです。


この2キロの影響か?、

健康診断で悪玉コレステロール値が少しだけ基準値を上回りました。


あと2か月で50歳になりますが、

50の壁は越えられなかったか・・・(笑)。


今までがオールAで来ただけに、

来年の健康診断はオールAを目指して、頑張ります!

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