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では、今日は

「債権者から相続財産を守れる方法、守れない方法」

を解説します。


先祖から引き継いだ財産は誰もが守りたいものです。


しかし、皆さんが相続人の立場であり、

〇 現在、個人的に一定額の債務を抱えている

〇 同族会社などの連帯保証人になっており、

その連帯保証債務が現実のものになるかもしれない

という状況ならば、今日の内容は必ず覚えておいてください。


皆さんが相続で財産を引き継いだ後、

皆さんが債務を返済できなければ、

その相続財産は債権者に取られてしまいます。


これを防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか?


4つの方法を検討してみましょう。


(1)皆さんが遺産分割で何も相続しない方法


前提条件として、

相続人は皆さんと皆さんの弟の2人とします。


つまり、相続人は「子供2人」という状況です。


以下、本メルマガ全体において、子供2人を「長男、次男」とします。


この場合、皆さんは「親の相続財産を何も相続しない」

という遺産分割を弟さんとしたとします。


この場合はどうなるのでしょうか?


債権者には「詐害行為取消権」(民法424条)があり、

債務者がした行為を取り消すことができます。


----------------------------------------------------------------------
改正民法424条(令和2年4月1日施行)


債権者は、債務者が債権者を害することを知ってした行為の取消しを

裁判所に請求することができる。~
----------------------------------------------------------------------


これに関して争われた最高裁(平成11年6月11日判決)があり、

最高裁は「遺産分割協議は、詐害行為取消権の対象になる」と

判断しました。


だから、皆さんが先祖代々の資産を守りたいので、

「皆さんは何も相続しない」という遺産分割をしても、

意味がないのです。


(2)皆さんの親御さんが遺言書を書く方法


皆さんが上記(1)と同様に何も相続しない前提として、

遺産分割ではなく、皆さんの親御さんが遺言書を書き、

「全ての相続財産は次男に相続させる」と書いたとします。


当然、皆さんの遺留分※は侵害されていますので、

皆さんは弟に対して、遺留分侵害額の請求をすることができます。


※ 相続人が一定割合の相続財産を相続できる権利。


しかし、今回は先祖代々の財産を債権者から守ることが目的ですから、

皆さんは遺留分侵害額の請求をしません。


この場合、債権者は皆さんに代わって、

遺留分侵害額の請求を皆さんの弟にできるのでしょうか?


民法第423条には「債権者代位権」が定めてあり、

ここには次のとおり、書いてあります。


----------------------------------------------------------------------
改正民法423条(令和2年4月1日施行)


債権者は、自己の債権を保全するため必要があるときは、

債務者に属する権利(~)を行使することができる。

ただし、債務者の一身に専属する権利及び差押えを禁じられた権利は、

この限りでない。
----------------------------------------------------------------------


この場合、どうなるのでしょうか?


最高裁(平成13年11月22日判決)は

次のとおり判断しました。


〇 遺留分減殺請求権は特段の事情がある場合を除き、

一身に専属する権利


〇 遺留分減殺請求権は特段の事情がある場合を除き、

債権者が代位して行使することはできない。


だから、「皆さんの親御さんが遺言書を書き、

皆さんが何も相続しない」という対策は

債権者から先祖代々の財産を守ることができるのです。


(3)皆さんが相続放棄をする方法


皆さんが「家庭裁判所に手続きをして」

相続放棄をしたとします。


この場合、債権者は上記(1)の「詐害行為取消権」を利用し、

皆さんがした相続放棄の行為を取り消せるのでしょうか?


答えは「NO」で、

最高裁(昭和49年9月20日判決)は

「相続放棄は詐害行為取消権行使の対象とならない」と

判断しました。


(4)限定承認という方法


これは、相続人全員で家庭裁判所に手続きし、

相続した財産の範囲内で債務を引き継ぐ方法です。


だから、これであれば、一定の債務を引き継ぐ必要はありますが、

「どうしても守りたい財産」は守ることができます。


なお、「限定承認などと生命保険営業の関係」については、

5月の「生保営業支援塾」で解説します。


具体的な題名は

「限定承認・相続放棄はこんなにも奥が深い!

債務超過の相続などから遺族を守る方法と生命保険活用術」」

です。


いかがでしょうか?


上記4つをまとめると、

皆さんが債権者から財産を守る方法は

次のとおりとなります。


〇 生前の対策

皆さんの親御さんが遺言書を書き、

皆さんが遺留分の請求を他の相続人にしない:OK


〇 死後の対策

・ 皆さんが何も相続しない遺産分割をする:NG

・ 皆さんが相続の放棄をする:OK

・ 相続人全員で限定承認をする:OK(ただし、一定の債務あり)


皆さんご自身にこの問題がなかったとしても、

皆さんのご友人などでこの問題を抱えている方がいらっしゃれば、

ぜひ、お伝え頂ければと思います。


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■編集後記


コロナウィルスの影響で株価などが大変なことになっていますね・・・。


居酒屋などの売上も落ちていますが、

一部の店ではお客さんが戻ってきているようです。


先週木曜日ですが、

大手町の地下の居酒屋はどの店もかなりお客さんが入っていました。


店員さんに聞いてみたところ、

「先週はひどかったが、今週になって戻ってきた」とのことでした。


先週金曜日は

新橋の居酒屋は何店舗もかなり密集した状態でお客さんが入っていました。


もちろん、地域、店にもよるのでしょうが、

早く、この事態が落ち着いてくれるといいですね・・・。


また、事が落ち着いたら、半年分くらいの備蓄が必要ですね!


トイレットペーパーなどは本来の需要と供給のバランスが取れているのに、

まだまだ店頭では品薄です。


これはオイルショックの時と同じ現象です。


歴史が繰り返される以上は、これに備えておくことが必要ですね。

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