※ 本ブログ記事は過去(2019年10月21日)に配信したメルマガを掲載したものです。


皆さん、おはようございます!朝4時起きの税理士見田村です。

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さて、当社取締役の社会保険労務士、内海正人が

「就業規則の徹底対策セミナー」を開催します。


11月15日(金) 10:00~16:30です。


10月25日(金)までのお申込みで【早割り価格】

定価:55,000円 → 早割り価格:29,800円 


働き方改革、人材不足、採用難などを背景にして、

「会社を守るためのルール」としての就業規則が

改めて注目されているので、このセミナーを企画しました。


就業規則は従業員の働き方のルールであり、

「従業員のためのもの」という「側面」もあります。


しかし、それはイコール【皆さんの会社を守るためのルール】

でもあります。


だから、「ある1条項」の重要性というような論点もありますが、

これに不備がある会社も多い訳です。


この商売のネタである「就業規則のひな型」も公開し、

丸1日かけて、徹底解説します。


このセミナーを通じて、

「皆さんの会社を守るための就業規則」を

実現させてください。


皆さんのご参加をお待ちしております。


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11月15日(金) 10:00~16:30

「就業規則の徹底対策セミナー」


※10月25日(金)までのお申込み:早割り価格(29,800円)


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では、今日は

「減価償却できるもの、できないもの」を解説します。


4か月ほど前の話になります。


カレーハウスCoCo壱番屋の創業者である宗次徳二氏の

資産管理会社が名古屋国税局の税務調査を受け、

約20億円の法人税の申告漏れを指摘されたことが

報道されました。


これはストラディバリウス(バイオリン)は

「時の経過によりその価値の減少しない資産」に該当するので、

減価償却費が計上できない、というものです。


これとも関係する話ですが、

〇 高額な減価償却資産の是非

〇 そもそも、減価償却資産とは?

ということにつき、

「顧問税理士から否定的な意見を言われたが、本当か?」

というご質問を最近、複数の方から頂きました。


そこで、今回は2つの裁決事例を挙げ、

解説していきます。


(1)国税不服審判所の裁決(平成7年10月12日)


この事例は2,862万円(税込)のフェラーリ※が

法人の事業用資産か?、社長の個人的資産か?につき、

争われた事例です。


※ 2人乗り、排気量4.94リットル


この事例において、国税不服審判所は

次のように判断しています。


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個人的趣味によって選定された外国製のスポーツカータイプの

乗用車であるとしても、現実に法人の事業の用に使用されていることが

推認できる以上は、国税の主張を採用することはできない。
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ちなみに、国税の主張(一部)は次のとおりでした。


〇 この車は事業の用に供するために取得したものではなく、

  代表者の個人的趣味に基づき取得したもの。


〇 法人の関係書類等からみて、

  事業の用に供された実績が明らかではなく、

  事業用資産であるとは認められない。


〇 イタリア製の高級スポーツカーであり、

  法人の事業内容、一般社会常識から判断して、

  個人的趣味の範囲内のもの。


しかし、

「現実に法人の事業の用に使用されていることが【推認】できる※」

ということで、法人の主張が認められた事例です。


※ 本来であれば、「推認」という状況に落ちるのではなく、

  「運行記録簿」などを作成し、 

  「事業用としての【証拠】」を残しておくべきでしょう。 


だから、高額であっても、個人的趣味を反映していても、

法人の事業で「適正に使用」していれば、

減価償却資産でOKなのです。


自動車に関していえば、排気量も2ドアも関係ないのです。


(2)国税不服審判所の裁決(平成3年12月18日)


この事例は

〇 不動産賃貸業、美術品販売業の営む同族会社

〇 外国のオークションで、テーブル3脚、電気スタンド8台を購入

〇 総額7,223万円(全てブロンズ製)

〇 什器備品に計上し、減価償却費を計上

〇 税務調査において「減価償却資産ではない」と否認


そして、国税不服審判所は次のとおり、判断しました。


〇 一般的な同種の資産と比較して「極めて高額」であるが、

  美術館としての事業の用に供する調度品としてのもの。


〇 美術館の評価、その展示物の品位を高めるため、

  例えば、特定作家の特定備品を展示物の背景として

  使用する必要があつた。


〇 これらの資産は美術、工芸品として陳列、収蔵しておらず、

  法人の画廊において、インテリアオブジェ、事務用照明器具として、

  来客接待用のテーブルとして現実に使用されている。


〇 現実にその用途に従って、家具として日常的に使用されており、

  展示関係者、美術館来所者の接触、利用により、

  破損、摩耗することもある。


結果として、法人の主張が認められた訳です。


これら2つの事例から言えることは

〇 高額だからNG

〇 社長の個人的趣味を反映しているからNG

という理屈はおかしいということです。


ちなみに、(2)の事例は「裁決事例集第42集」に登載され、

公表されている事例です。


国税不服審判所のホームページにおいて、

公表裁決は下記とされています(一部略)。


------------------------------------------------------------------------------
納税者の正当な権利利益の救済を図るとともに、税務行政の

適正な運営の確保に資するとの観点から、先例となるような裁決

については、「裁決事例集」を作成し公表しています。
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(2)は「今後の参考になる裁決」として

国税不服審判所が公表している訳です。


(1)は非公開裁決ですが、

当然、税務調査の反論時には使用できるものです。


〇 高額だからNG

〇 社長の個人的趣味を反映しているからNG


これは私が税務調査のご相談をお受けしていると、

日本全国でよく指摘されている話です。


しかし、それは間違っており、

〇 高額であっても

〇 社長の個人的趣味を反映していても

「時の経過によりその価値の【減少する】資産」であり、

実際に事業に使用されていれば、減価償却費を計上できるのです。


秋の税務調査は春の税務調査に比べ、

厳しい傾向にあります。


税務調査では色々なことが「とりあえず」指摘されたりしますが、

その指摘には正しいものもあれば、間違っているものもあります。


税務調査の後日談をお聞きしていると、

「私が立ち会っていれば、それは否認されなかったのに・・・」

という歯がゆい思いをするものも少なくありません。


皆さんの会社に税務調査があり、

お困りのことがあれば、

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〇 単発のご相談のみ

〇 スポットでの税務調査対応

も致しますので。


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■編集後記


今回のメルマガは日曜日の早朝に書きましたが、

今日は子供と2人で芋掘りイベントに行ってきます!


一昨日からの雨で土曜日のイベントが延期になりましたが、

なんとか開催されて良かったです!


こういう自然とたわむれるイベントが多数あるのも、

都心から離れている場所に住んでいる特典ですね。


通勤は少し大変ですが、始発に乗れば、通勤ラッシュもなし!


では、これから準備して、行ってきま~す(笑)。

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