※本ブログ記事は2016年3月22日に配信したメルマガを掲載したものです。



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では、1分セミナーにいきましょう。


今回は「倒産防止共済の注意点」を解説します。


3月も終わりに近づき、3月決算の会社は1通りの節税対策が

終わった時期でしょう。


中には、倒産防止共済の掛け金の「年払い」をした会社もあるかと思います。


これに関して、2つの注意点を解説します。


(1)翌期においても掛金の年払いをする場合


通常は翌期も掛金の年払いをするはずです。


もし、これが一般的な生命保険料の年払いであれば、

何も手続きしなくても自動的に年払いで口座引落となります。


しかし、倒産防止共済共催の場合は「毎回」の年払いの手続きをしないと、

月払いとなってしまうのです。


実際、中小企業基盤整備機構(中小機構)のホームページにも

「掛金を前納するには、『前納申出書』に必要事項を記入し、

払込みを希望する月の5日(土曜・日曜・祝日の場合は翌営業日)までに

中小機構が受理できるよう、登録取扱機関に提出してください。」と

記載されています。


だから、この書類が期末月の5日までに中小機構に届かなければ、

「決算月だから年払いをしたい」と切望しても、それは不可能なのです。


「先にお金を払いたい」ということが受け入れられない訳ですから、

一般企業では考えられない話ですが、これは現実なのです。


だから、倒産防止共済の掛け金の年払いをする場合には

翌期にこそ、注意をしなければならないのです。


実際、税理士が倒産防止共済の仲介をし(=顧問先が税理士を通じて、

倒産防止共済に加入し)、税理士が翌期の年払いの確認をせず、

トラブルになった事例をいくつも相談されたことがあります。


もっとも、顧問先には中小機構から年払いの確認書類が届いているのですが、

社長もよく見ずに捨てている落度もあるのですが・・・。


いずれにせよ、皆さんの会社が倒産防止共済の掛金の年払いを

する場合は「翌期の前納の手続き」にご注意ください。


(2)倒産防止共催の掛金を損金にするための手続き


倒産防止共済の掛金が損金になることを定めている税法には

「申告書に『損金算入に関する明細書』の添付がない場合、

倒産防止共済の掛金は損金に算入しない。」と書かれています。


つまり、明細書の添付が無ければ、掛金は損金にならないのです。


もし、皆さんの会社が添付を忘れれば、倒産防止共済の掛金は

払ったものの、損金にならないことになってしまうのです。


ちなみに、この「明細書」はどんな書類かというと、 

申告書の右上に「別表10(6)」と記載さている書類です。


具体的には「社会保険診療報酬に係る損金算入、農業生産法人の肉用牛の

売却に係る所得又は連結所得の特別控除及び特定の基金に対する負担金等の

損金算入に関する明細書」と書かれています。


なお、これは平成27年4月1日以後に終了する事業年度を

ベースに記載しています。


これ以前の平成22年9月30日以後に終了する事業年度では

「別表10(7)」であり、タイトルは「社会保険診療報酬に係る損金算入、

農業生産法人の肉用牛の売却に係る所得又は連結所得の特別控除、

造林のための植林費の損金算入及び特定の基金に対する負担金等の

損金算入に関する明細書」となっていました。


もちろん、これは皆さんが作成する書類ではなく、

税理士が作成する書類です。 


しかし、この書類の添付もれが「非常に非常に多い」のが現実なのです。
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繰り返しになりますが、この書類が添付されていなければ、

倒産防止共済の掛金は払っただけで、損金にはならないのです。


ここは【本当に多くの】税理士がミスしている部分ですので、

皆さんは過去の申告書を見直し、これが添付されていなければ、

顧問税理士に本当に提出洩れなのかを確認をしてください。


そして、次回以降の決算では添付もれが無いよう、依頼してください。


もし、これが税務調査で指摘をされれば、法律にそう書いてある以上、

「正当な反論」は【全く】できないのです。


ご注意くださいね。


ちなみに、(1)も(2)も法人の話だけでなく、個人事業主にも

共通する話です。



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■編集後記(見田村)

来月から税理士を対象にした全国セミナーが始まるので、

その資料作成が大詰めに来ています。


何も企画しなければ楽なのですが、ついつい何かを始めてしまいます(笑)。


まあ、性分ですね。


4月のセミナーにご参加される方はご期待下さいね!

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