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では、1分セミナーにいきましょう。


今回は「その修繕は修繕費?資産計上?」を解説します。


固定資産の修繕をした場合、金額が「多額」になることもあります。


この場合に悩むのが、

〇 修繕費として、1度に経費にしてもOKなのか?

〇 固定資産に計上して、減価償却費として経費になるのか?

という点です。


特に多額になる例として、建物の修繕が挙げられます。


では、具体的に争った事例をみてみましょう。


平成17年4月26日の国税不服審判所の裁決です。


建物(病院)の修繕の内訳は下記となっていました。


〇 仮設足場(東南北西面)一式:3,578,000円

〇 タイル面改修工事(東西小口タイル)一式:1,827,200円

〇 外壁塗装工事(東南北西面)一式:4,040,350円

〇 塔屋塗装及び屋上塗装工事一式:760,250円

〇 その他(共通仮設西廃材処分)一式:934,000円

● 小計:11,139,800円


〇 諸経費一式:650,000円

〇 磁器タイル浮き部工事(東南北面):2,172,000円

〇 クラック工事(東南北面):1,244,000円

〇 浮き部工事(西北面):810,000円

〇 クラック補修工事(西北面):458,000円

〇 屋上手摺及び看板工事一式:220,000円

● 小計:5,554,000円


● 合計:16,693,800円


そして、この修繕につき、税務調査官は下記と否認したのでした。


工事の具体的詳細は私が工事の専門家ではないので分かりませんが、

考え方の部分を中心にお読みください。 


〇 この工事はクラックと浮き部のみでなく、建物全体の外壁を補修し、

  装いを新たにしたもの。


〇 工事前に比べて、建物の価値が増加したと認められる。


〇 ピン止め工法を用い、それまで水性リシンによる塗装であった外壁

  全体について耐久性のあるアクリル弾性塗装を施しており、耐久性が

  増している。


〇 この修繕工事は固定資産に計上すべきである(修繕費ではない)。


しかし、国税不服審判所は納税者の主張を認め、この「全額」を

修繕費と認めたのでした。


この理由は下記の通りです。 


〇 ピン止め工法やアクリル弾性塗装が行われた場合、通常は建物の

  耐用年数が増加すると考えられるが、この建物はかなり老朽化して

  いるため、この工法でもどの程度の耐久性があるかは不明。


〇 建物のすべての面についてピン止め工法を行っていないから、

  この工法を施工していない部分が将来、浮く可能性がある。


〇 この建物の使用可能期間を延長させると認めることはできない。


〇 この工事前の建物の状況はモルタルが劣化し、タイルが一部欠落

  するなど、破損のひどい状況であり、モルタルが剥離して、落下し、

  通行人がけがをする危険のある状態であった。


〇 ピン止め工法、アクリル弾性塗装は一般的な工法にすぎない。


〇 この工事後もコンクリートの剥離、モルタル部分の浮き、塗装の

  剥離等があり、看板の支柱部分は腐食が進行し、穴が空いている

  部分がある。


〇 この工事により、建物の価値が増加したと認めることはできない。


〇 この工事により、建物の使用可能期間が延長したと認めることも

  できない。


〇 必要不可欠な工事であり、工事の手法は一般的な工法であったため、

  固定資産の通常の維持管理のために行ったもので、修繕費である。


この事例のポイントは「ピン止め工法やアクリル弾性塗装が行われた場合、

通常は建物の耐用年数が増加すると考えられる」という点です。


しかし、そういう工事であっても「建物の通常の維持管理」や

「原状回復」のための修繕であれば、「金額に関わらず」、

修繕費でOKなのです。


何かしらの「物理的付加」があったとしても、関係ありません。


これらの考え方は過去の裁決でも示されているものです。


ちなみに、「【旧】法人税基本通達235」には下記の内容が記載

されています(一部、見田村が改定)。


---------------------------------------------------------------------
次に掲げるようなことのために支出した金額は(略)その【全額】を

修繕費と認めるものとする。


ただし、自己の使用に供する等のため他から購入した固定資産について

支出した金額又は現に使用していなかった資産について新たに使用する

ために支出した金額は、修繕費としない。


(1)家屋又は壁の塗替
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(2)家屋の床のき損部分の取替

(3)家屋の畳の表替

(4)き損した瓦の取替

(5)き損したガラスの取替又は障子、襖の張替

(6)ベルトの取替

(7)自動車のタイヤの取替
---------------------------------------------------------------------


ちなみに、この旧通達は昭和44年に現在の基本通達が定められた際に、

廃止されていますが、この理由は下記と記載されています。


---------------------------------------------------------------------
法令に規定されており、または法令の解釈上疑義がなく、もしくは

条理上明らかであるため、特に通達として定める必要がないと認めたこと

によるもの。
---------------------------------------------------------------------


つまり、「法律にも書いてあるし、当然のこと」ということです。


修繕費は多額になることも多いため、会社側も税理士も保守的に

なりがちな側面があります。


「資産計上しても減価償却でき、結局は経費になるので、

資産計上でいいのではないですか?」と税理士から提案されている

ケースもあります。


しかし、

〇 どんなに金額が多額であろうが、

〇 物理的付加があろうが、

修繕費は修繕費です。


これが1度に経費にできるかどうかにより、会社のキャッシュフローは

確実に違います。


こういう1点1点の判断につき、勇気をもって、かつ、適正にできるか

どうかが企業経営を左右するのです。


皆さんは今日の内容も含め、

この考え方を絶対に忘れないようにして下さいね。



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■編集後記(見田村)


今月は20営業日ですが、14回のセミナー講師です。


うち、1回は午後、夜のダブルヘッダー(笑)。


ダブルヘッダーは久しぶりですね!


土日、祝日は喉を休め、次週に備えないとですね!


さあ、今日からセミナーツアーの始まりです。  

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